あい工房とは・HENO河童

 

aitowa

 

bun

 

kumo

 

 

heno

kapa

 

あい工房のシンボルキャラクターの誕生には、ほんのちょっぴり
かくれた物語があります。

 

拝啓、A・I 様
 
 
貴方があい工房を創ったのは平成6年。貴方は43回目の誕生日を前に、身障者の自分になにができるかを模索していた時期でしたね。
 福祉機器の研究、コンピューター産業の会社見学、介護用パジャマの特許取得にと奔走していました。
 やがて画家の姉と、トレードマークの河童に熱い想いを重ねていくうち、ハートのあるアートこそが自分たちに必要なことで、自分たちにできるたった一つのことなのだということに気がついたのでした。

 脳性麻痺のアテトーゼ(震え)と奮闘しながら、貴方は何日もかけてHENO河童を描いていましたね。
 
  志半ばにして、たったひとりの家族の姉を残して非業の死を遂げた貴方。
今、貴方の遺したHENO河童は、時空を超えて活き活きと甦りました。
貴方が「HENO河童」そのものになって、あい工房の傍で生きつづけているようです。貴方が遊歩し続けるかぎり姉の私も‘への河童’を口ずさみながら歩き続ける事でしょう。

 

平成14年10月吉日

愛をこめてあ・いへ   姉より

 

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